2009年9月20日日曜日

古酒を楽しむ事はロマンか?


toratanu的20世紀3大ブルゴーニュワインに出会い、周到に準備し、スケジュールと体調を整え、その良き日に臨む時、それはロマンか?それとも人生の中の一つの賭けか?しかしいずれにしても、その為に懸命に働き、同志を募り、同じ価値観の中で共有する喜びあるいは、落胆し又次の良き日の為に期す覚悟がある。

以下は、2002年7月22日、都内某所へ持ち込ませて頂き鑑賞した、ミュジニ1945コント ジョルジュ ド ヴォグエの直後の日記から・・・。
本日のワイン殿下の為に、軽めにした食事を済ませ、いよいよMusigny'45に立ち向かう!液面は、7.5cm必ずしも良いとは云えないが、色調からの判断では、まず外れないだろう!ソムリエは、抜栓に手こずったようだが、グラスには凛!とした液体が鎮座まします!店のオーナーは、やや遠慮気味に、オレンジが強いと言われるが・・マイグラスのこの色合い・・素晴らしい!思ったよりずっと濃い色調、当たった!・・ほっ。おずおずと、グラスを鼻に近づける・・・ひぇ~~~~!!思わずソファーに倒れ込みそうになる。あまりに複雑なニュアンスで3人とも言葉が出ない。凛とした、それはそれは芳しい液体!これを言葉で言い表わす術を知らない・・・。降り立ったワイン殿下が静寂を呼ぶ。30分後まだ口にできない自分がいる・・・。そうだ!アニスだ!!上品な甘味に包まれたパスティスの香りだ!!!そして、ひと啜り。決して濃くはないが、余りにも絶妙なバランス!これぞ、Musigny de Vogue!!!!!!言葉にするなら、精緻美!か!!昨年11月の同ワインと比して、バランスの良さは圧倒的に今日のボトル!’偉大なワインなどない!そこに偉大なボトルが在るだけだ’ん~~!蓋し名言!!

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