2014年3月14日金曜日

極上ワイン会

2014年第二回極上ワイン会
 本日のワインのラインアップ
ヴーヴ クリコ ラ グランダム ロゼ1988年
ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ クラヴォワヨン1986年ドメーヌ ルフレーヴ
ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ コンベット1983年ドメーヌ ルフレーヴ
ヴォルネ プルミエ クリュ1991年ドメーヌ ミッシェル ラファルジュ
ヴォルネ プルミエ クリュ クロ デ シェーヌ1991年ドメーヌ ミッシェル ラファルジュ
シャンボール ミュジニ レ フレミエール1989年ドメーヌ ルロワ
シャンボール ミュジニ プルミエ クリュ1988年ドメーヌ ジョゼフ ドルーアン
クロ ド ヴージョ1976年ドメーヌ ジャン グロ
 ヴーヴ クリコ ラ グランダム ロゼ1988年
ご参加のお一人が来月ご結婚をされるということで^^
当初予定のドン ペリニョン1990年をアップグレードしました。
グランダム1988年は、ル クラッスマンの20世紀フランス100ワインに選出された極上酒
小さな赤い果実の結晶を織りなすこの佳酒は、
飲み切る刹那に・・・究極のコンソメジュレと変化いたしました。
 ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ クラヴォワヨン1986年ドメーヌ ルフレーヴ
エッジにグリーンを帯びた、煌めくイエローゴールド。
トロリとしたカラメルの芳香が、86年の特徴。
溢れ出す芳醇なミネラル蜂蜜。
神聖なシルクのコンポート。
コアントローが甘くけむる。
オレンジ風味の美味しいシフォンケーキ。
 ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ コンベット1983年ドメーヌ ルフレーヴ
グリーンを湛えたキラキラ輝くゴールド色。
意表を突くフリンティな香り。
レモンピールに蜜。
ブラインドではシャブリ グラン クリュ!?
温度の上昇と共に、オレンジピールが自己主張。
苦みが春の訪れを告げる。
ヴォルネ プルミエ クリュ1991年ドメーヌ ミッシェル ラファルジュ
エッジに錆色が浮かぶ。
正に今!咲き誇る白梅の香り、果梗のタンニンが暖かく感じる。
スーボワ、東洋のスパイス、旨みが豊かに拡がる。
含むと甘いタンニンの刺激が好ましく、焼いたシェーブルの芳香が
食欲をそそる。
アフターの小さい赤い果実がしみじみ旨い!

ヴォルネ プルミエ クリュ クロ デ シェーヌ1991年ドメーヌ ミッシェル ラファルジュ
前者より幾分深みのある色合い。
ツンとする甜菜煮。蜜煮した藁。
しなやかで繊細にしてシルキーな佇まい。ジワッと旨みが拡がる。
チェリーというより”佐藤錦”品格ある酸味が美しく主張。
麗しいVolnayの20年超物。
ここから十数年後の一段ギアの上がった姿が見たい。

シャンボール ミュジニ レ フレミエール1989年ドメーヌ ルロワ
綺麗に熟成を果たしオレンジを湛えた色調が素敵だ。
ハッとするような上から目線のキルシュ香、オードヴィーの甘く深い芳香、
マダムの顔が浮かぶ^^
含むとオードヴィーの強さと粗さは微塵もなく、
舌を包み込む高貴なガナッシュ。
愛らしいチェリードロップ!


 シャンボール ミュジニ プルミエ クリュ1988年ドメーヌ ジョゼフ ドルーア
Fremieresより若々しいルビーを湛えた色調。
色調とは裏腹に熟成によるアミノ酸がたっぷり。
ネットリした豊潤さに石灰からの美しくツンとお澄ましした
この村に求める美しさを備えている。
Volnayとの対比は面白い。
この畑はドルーアンファミリーの長女ヴェロニクの個人所有畑。
彼女の父ロベールが生まれたばかりの彼女にプレゼントした畑^^
クロ ド ヴージョ1976年ドメーヌ ジャン グロ
夕焼けオレンジを湛えたガーネット。
小さな赤い果実が小気味良く踊る。
76年は、'70/'72/'73/'74/'75と不作続きの後の”極暑い年”
オイルショックのダブルパンチで、疲弊した生産者は小躍りしたが、
余りにも暑過ぎ、タニック過ぎるワインができてしまった。
しかし、名匠ジャン グロ作のこのワイン、
果実味を綺麗にたっぷり残し、厚ぼったさが微塵もない。
一昨年の8月ミッシェルとこの61年物をカーヴで楽しんだが、
あの驚愕レベルまでは後、十数年必要。
 
 
本日のお料理達。
 
菜の花の入ったフォワ・グラのテリーヌ

海の幸のコンソメ仕立て
鮃と牡蠣とモリーユのパイケース詰
ゴルゴンゾーラ ドルチェソース 
香ばしく焼きあがったブレス鶏
ブレス鶏丸ごとロティ  トリュフの香るソース

農家製フロマージュ
特製らーめん 
生姜のスフレ
 
 
ご参加頂きました皆様、有難うございました。
今回の極上会は各々対比をお楽しみ頂きました。
ヴァンサン当時のピュリニー プルミエ クリュ1986年/1983年、
86年はヴィンテージ特徴が出ていましたが、
83年のフリンティ香には驚かされました。
ミッシェル ラファルジュの91年水平はクロ デ シェーヌの
シルキーな喉越しにウットリしました。
ルロワ vs ジョゼフ ドルーアンのシャンボール対決も
品格を競う素晴らしいものでした。
ジャングロ作クロヴジョは都合により対決ができませんでしたが、
76年という”暑い過ぎる”年に流石の逸品でした。
 
次回は・・・5月の予定ですが、
Batard/Bienvenues Batard Domaine Ramonetに焦点を当てます^^
是非お楽しみに。

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