2016年7月1日金曜日

美しきヴィラージュワイン会

しなやかなアミノ酸の旨みの世界・・・!
1973年・・・オイルショックの年で、大方の著名な造り手が
この辺りから調子を落とし、中々立ち上がれずもがき苦しんだスタートの年。
1973/1974/1975と小さな年が続いた中、
極小・・・素晴らしいワインも誕生いたしました!
そんな一つがこのワイン・・・
ボーヌ キュヴェ モーリス ドルーアン1973年オスピス ド ボーヌ
 
ドルーアン社の二代目社長モーリス ドルーアンは第二次世界大戦中に
レジスタンスとして有名でしたが、フランスがドイツ軍に占領されていた時に
ドルーアン社の地下カーヴから続く迷路の先のオスピス ド ボーヌに
匿われ、一命を取り留め、その時の感謝の気持ちを形にし、
自社所有のボーヌの畑のいくつかをオスピス ド ボーヌに
寄進いたしました。
以下はモーリス ドルーアン社長(当時)が寄進した畑の内訳です。
(Les Boucherottes0.4ha/Les Avaux0.8ha/Champs Pimon0.6ha/Les Greves0.4ha)
そんな素敵な逸話を持つワインは果たして・・・!
 
本日のワイン達・・・・
ポル ロジェ ブリュ レゼルヴ1.5L
シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ レ ヴィロンド1992年ドメーヌ マルク モレイ
コルトン シャルルマーニュ1995年ドメーヌ ルイ ラトゥール 
 アロース コルトン1978年メゾン トラン
ボーヌ キュヴェ モーリス ドルーアン1973年オスピス ド ボーヌ/マグナム瓶
ジュヴレ シャンベルタン1969年ブシャール ペール エ フィス
ジュヴレ シャンベルタン1966年メゾン ドゥビュール
 
 
本日のお料理達・・・ 
 厚岸・仙鳳趾産村井さんちの生牡蠣の冷製
アオサ海苔とレモン風味グラニテ
 パプリカのムース トマトのクーリ 
 黒鮑 黒トリュフバターのソテー 肝ソース 
 宮城産黒毛和牛のヒレ肉のロティ じゃがグラタン 
 農家製フロマージュ 
 toratanu特製らーめん
 アクアファーム産野生卵のクレームブリュレ
 
 
ご参加頂きました皆様、有難うございました!!!
今日のワイン会は、
<しなやかな熟成を果たし、果実味でなく、アミノ酸という旨みを
存分にお楽しみ頂く会でした^^>
ゆっくり、じっくりお味わい頂き、本日のお好みの1位と2位を伺いました。
1位
Gevrey Chambertin'69Bouchard Pere et Fils 4票
Beaune Cuvee Maurice Drouhin'73Hospice de Beaune/En Magnum 3票
Chassagne Montrachet 1er Cru Les Virondes'92Domaine Marc Morey 1票
Aloxe Corton'78Maison Thorin 1票
Gevrey Chambertin'66Maison Debur 1票
 
2位
Chassagne Montrachet 1er Cru Les Virondes'92Domaine Marc orey 4票
Gevrey Chambertin'69Bouchard Pere et Fils 4票
Beaune Cuvee Maurice Drouhin'73Hospice de Beaune/En Magnum 2票
 
以上のような結果となりました。
皆様とても僅差に様で、大変悩まれておりました・・・^^
ブルゴーニュワインの古酒のアミノ酸は、グルタミン酸と言われていますが、
グルタミン酸というと、エグイ旨み調味料のイメージで、
強いインパクトを感じますが、
ブルゴーニュの古酒のグルタミン酸は、
<糸を引くように、儚く、透き通った、素敵な旨み成分です>
ほっこり、口福になる、優しい旨味・・・。
これからも追及していきます^^!
 
有難うございました。
 
 


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